中国商標の「青森」が取り下げられる
「いつの間にか“手塚治虫“が中国で商標出願されていて驚きました」と話すのは手塚プロダクションの松谷孝征社長。放っておけば、本家の手塚プロが中国で”商標違反“になってしまう事態に。同社では、すぐに異議を申し立てたが「中国で一度登録された商標を取り下げるのは時間がかかる」と松谷氏は話している。
こうした例は枚挙に暇がなく、「青森」など日本の地名までが商標出願されてしまっている。このため「青森りんご」などを中国市場で売り出そうとしていた青森県関係者たちは、大きなショックを受けていた。この事件の発端は、02年に広州市にある企業が果実、野菜、水産物など5件の物産に「青森」の名称を申請したことにはじまる。青森県や関連団体では、03年から東京の特許事務所を通して異議を申し立てていた。長い時間をかけて取り下げ要求を続けた結果、昨年末になってようやく中国商標局が「『青森』は中国の大衆にも知られた地理的名称であり、商標の出願はできない」として青森県側の主張を認め、5件のうち2件の登録を認めないと結論を出した。さらに、残りの3件についても取り下げの方向で動いているという。中国の企業側からの不服申し立ては今のところないとのこと。
青森県では輸出振興につながるとしてこの成果を喜んでおり、県紙である東奥日報でも2月6日のトップニュースで報じている。これから同様の事件が相次ぐと予想されるだけに今回のニュースはさらに注目されていくと思われる。
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