シリーズ「頑張る日本の商店街」vol.2
商店街がブランド化を実現!!


 戸越銀座商店街は「商栄会」「中央会」「銀六会」という3つの商店街で構成されており、日本で初めて「○○銀座」と名乗ったことで有名。全長1.6kmにわたる道路沿いには約400店舗が並び、平日には1万人以上が訪れるという繁盛商店街だ。
 この元気の原動力となっているのが「戸越銀座ブランド」。あるとき「商店街内で使用できる500円券を配ったところ『とくにほしいものがない』といわれた。この言葉にショックを受けた。そこで、商店街のなかでお客がほしがるものをつくれないかと考えて、戸越銀座ブランドを考案した」と話すのは戸越銀座銀六商店街振興組合で副理事長を務める亀井哲郎氏。今では、戸越銀座商店街の30店舗がこのブランドを名乗っている。
 各店舗がオリジナル商品をつくり、「とごしぎんざ」という統一のロゴを入れて販売している。たとえば、うなぎ・貝類「双川」のうな重、純欧風洋菓子「プレジール」がつくった「抹茶サブレ」などがそうだ。またフツーのクリーニング店や牛乳屋などは「戸越銀座の洗たく屋さん」戸越銀座の牛乳屋」といった看板を掲げて、戸越銀座ブランドをアピールしている店もある。
 おかげで「戸越銀座ブランド」は全国的にも珍しい商店街のオリジナルブランドとして注目を集め、数々のヒット商品を生み出している。「たとえば、戸越銀座ブランドの日本酒は店の売上げの半分を占めるまでに成長した。これまで商店街が百貨店に取られていたギフト用のニーズを広げることができたからだ」と亀井氏。実際、こうした取り組みが奏功し、商店街の活気はますます上昇。亀井氏は「最近、商店街のなかに新しく魚屋さんがオープンした。全国的な商店街不況のなか、とても嬉しいニュースだった」と話している。





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