戸越銀座商店街(東京都品川区)を2012年にユビキタス商店街にする。このプロジェクトを進めているのは明治大学、戸越銀座商店街、品川区。なかでも中心的な仕掛け人として活躍しているのが明治大学発ベンチャー(株)COCOWA・WA・DOCO(ココワドコ)の半田正浩氏だ。
では、どのようにしてユビキタス商店街へと変わるのか。半田氏は「街の電線類地中化事業にあわせて、商店街の地下に光ファイバーを開通する。さらに、商店街の街路灯などに無線LANアンテナ、カメラ、ディスプレイ、スピーカーなどを設置して、商店街独自のITサービスを実施していく予定だ」と。こういったインフラを整備することで、地域の病院と連携して無線端末によるナースコールを可能にしたり、子どもの居場所をカンタンに確認できるようになったりするそうだ。
また、半田氏は昨年から明治大学のローカルエリアコミュニティシステム研究所と協力して実証実験をスタート。「夏場にドライミストという見えない霧を噴射して、商店街を涼しくするという試みを行っている。今年の夏は猛暑だったこともあり、好評を得ることができた」と。
さらに、この8月には明治大学が空き店舗に研究拠点「とごしタス」を設置。地域住民に対して、ユビキタス商店街の仕組みを啓発している。「住民のなかには、ユビキタスがどう生活とどう関わるのかがわからない人もいる。そこで、ここではユビキタス商店街に関する資料や模型を展示している。また、現在行っている実証実験の成果も随時展示していく予定だ」と半田氏。そのほか、商店街の4カ所には戸越銀座商店街にある店舗の情報を検索できる端末が設置されている。「将来的には街路灯のディスプレイを使って、街の情報を得られるようにしたい」と。
まさに、ユビキタス商店街の構想は無限大。ユビキタス化を起爆剤に、戸越銀座商店街はさらなる飛躍を遂げることになりそうだ。
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