収穫した野菜を市場へ出荷するには、洗浄や選別などの作業が必要になる。この手間をイッ気に解消したのが、ヒロシ工業(北海道旭川市、佐々木靖文社長)の野菜果実洗浄選別設備だ。長いも・大根・人参・ごぼう・じゃがいもなどの根野菜を洗浄して出荷するまでの工程をフルオートメーション化した。
「農業の方がタライで野菜を洗っている姿をみたのが、開発のきっかけ」と佐々木社長。
たとえば、長いもの場合、これまでは農業従事者が目視で選別していたが、この設備を使えば1秒間に5〜7本のキズの有無をチェック。しかも、近赤外線が長いものなかの状態まで判別してくれるので、目視よりも精度が高い。洗浄はノズルから超微細粒子の水を高圧噴射。おかげで長いもをキズつけることなく、新鮮な状態を長持ちさせることができるようになり、選別処理能力は1.5倍アップしたそうだ。
「見た目だけでなく、窒素・リン酸・カリの肥料3要素を損なわないなど栄養面にも配慮。食の安全性に対する生産者の意識は年々高まっており、今後、需要はさらに伸びるだろう」と。
実際、この設備はホクレンをはじめとする全国の農協に納入。評判は上々で、最近では青森県の農協に納入が決まり、総納入実績は400プラント以上に上る。
近年、この技術を応用して、ペットボトルのなかの異物を検査する装置やうずらのゆでたまごの異物検査装置も開発した。今後も「新鮮な旬を食卓へ届ける流通」(佐々木社長)に徹する方針だ。
問合せ:
TEL:0166-36-8353
http://www.hiroshi.co.jp/
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