グーテック(北海道札幌市、堀之内英社長)は、千歳科学技術大学(北海道千歳市、雀部博之学長)発の大学ベンチャー。2001年の設立以来、情報通信ネットワーク、光デバイス、産学協同研究のコーディネートを3本柱に事業展開してきた。堀之内社長は、企業経営とともに同大学の専任講師としてPOF(プラスチック光ファイバー)や各種光デバイスの研究にも従事。その成果を買われて、千歳市を光テクノロジー産業の集積地とする「ホトニクスバレー構想」のコーディネート役も務めている。
「北海道には大学で学んだことを活かせる場がない。働く意欲のある学生に雇用の場を提供したかった」との考えから、グーテックのスタッフには全員同大学出身者をそろえた。当初から業務用ソフトウェアの受託開発に注力し、これまで警備用センサのソフトや制御用デバイスメーカーの業務システム、音声認証システムなどの開発実績をもつ。昨年からは自社製品の開発にもチャレンジ。現在、無線マイニング(解析)センサを使った介護施設支援システムの研究開発に取り組んでいる。これは、介護施設向けの管理システム。独自センサとデータ解析技術で遠くにいながら介護者を監視できるのが売りだ。「介護者の目の届かないところでも介護対象者が歩いているのか、寝返りを打っているのかまで細かく知ることができる」と堀之内社長。
首尾よくメーカーへの脱皮を図る堀之内社長の目下の課題は営業力。同システムを「ユーザー目線」でマーケットに訴求するセンスが問われている。
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