蔵元と協業、オリジナル「酒」連発
明治城本舗(長尾秀俊社長)は香川県の酒販業界のパイオニア。長尾社長の目利きで蔵元と協業し、これまで38種類のオリジナル「酒」を世に送り出した。昨年大ヒットした「蔵の神隠し」はその典型。これは、町の渓谷にある旧国鉄のトンネルで貯蔵熟成させたもの。「マイナスイオンの効果で熟成が進む。3カ月の貯蔵でもまろやかな味にある」という。
同社の創業は昭和4年。当初は、醤油、酢、ソースの製造メーカーだったが、昭和30年代になって酒販業に転身。当時、酒販業といえば御用聞きが主流の時代に店舗販売に乗り出すなど、最初から売り方に工夫を凝らした。「来店した顧客には配達費分を返却しました。50円〜100円程度ですが、評判はよかった」と長尾社長。
ところが、さまざまな顧客と日々接するうちに「消費者が本当に飲みたい酒がない」という現実に直面。そこで「自分たちで自信を持って売れる酒を作ってみよう」ということに。さっそく眠っていた蔵を活かして、自社商品の開発に着手。その第一号が、瀬戸大橋が掛かる前年の87年に発売した「瀬戸大橋 酔男(ヨイオトコ)」だった。が、自社製品を作り続けるには限界があるため、蔵元と連携した商品開発という現業態に進化させたわけだ。
「子供の頃から、いろいろなものを煮込んでソースなどを作ってきた。そこで美味しいものに対する嗅覚が養われた」と長尾社長。この1月からは卸販売もスタート。製販一体の取り組みで低迷する日本酒業界を盛り上げてほしいものだ。
問合せ
TEL:0877-46-2623
http://www.otonosama.com/
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