飯岡産のカタクチイワシ、ブランド化への取り組みvol.1
劣化を防ぐカタクチイワシのタレを開発
外房の海岸線が弧を描いて伸びる飯岡海岸。太平洋沿いにある飯岡漁港は、全国一の水揚げを誇るカタクチイワシの漁業基地として知られている。
この漁港と大海原を眼下に望む高台に、飯岡イワシ加工・販売協議会の渡辺義美代表が建てた「研究工房」がある。渡辺代表はこの工房で長年にわたって、カタクチイワシの鮮度保持技術の開発に取り組んできた。そして、ついに昨年、カタクチイワシの劣化を防ぐタレの開発に成功したという。「カタクチは劣化がはやいので食用になりにくい。そのため、全国一の水揚げがあっても、ほとんどが養殖魚の餌や家畜の飼料になってしまう。そこで開発したのがこのタレだ」と。
研究工房のなかには大きな素焼きの「天然発酵器」がズラリと並んでいる。その素焼きのなかに薄い茶褐色のタレが入っている。正式には「かき殻アルカリ熟成たれ」といい、県内を中心にすでにサンプル出荷をスタート。すでに地元の民宿やペンションでは、このタレを使ったイワシのコース料理を売り出しているという。タレの主成分は地元の磯がきから抽出したカキ殻アルカリ水。イワシをタレの入ったパックに収め、冷凍保存しておけば、1年後でも刺身で食べられるという。はたして、このタレがカタクチイワシブームの火付け役となるだろうか。
問合せ
カントリーハウス 海辺里(つべり)
千葉県旭市上永井1217
TEL0479-57-3190
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