生まれ変わった廃校舎 製塩事業で産業栽培

 三重県南部の尾鷲市では2年前から海洋深層水を活用した町おこしに取り組んでいる。当時の悩みは「深層水を活用できる地元企業が少ない」こと。そこで地元企業13社は、昨7月に共同出資して「おわせ深層水しお学舎」を設立。海洋深層水を使った製塩事業を立ち上げた。活動の拠点となるのは地元の旧古江小学校。老朽化した校舎を改築して工場を設置し、塩の製造や塩づくりの体験事業を行っている。
 この塩づくりのこだわりは低温真空式二段濃縮製法。深層水をそのまま16〜18時間かけて煮つめていくので「栄養分豊かな塩ができる」と話すのは代表取締役の竹内健一郎さん。今年の8月から販売を開始したところ、はやくも地元食品メーカーなどからの注文が増えているという。一方、塩づくりの体験教室には観光客や地元の小中学生などがやってくるようになったという。
 竹内さんは「将来は宿泊施設なども併設して、尾鷲一の交流拠点にしたい」と意欲満マン。生まれ変わった廃校が新たな交流拠点になりそうだ。




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