介護リフォームを支援する技術者ネットワークが住宅産業を変える!!
超高齢社会を迎えつつある日本。それにともないバリアフリーに対する意識は高まっている。が、手すりやスロープのなかには、その機能をはたしていないものがある。取り付ける環境や使用する人の状態を意識していないものが多いからだ。しかも、北海道の場合、冬場の気温が低いため、無闇にスロープをつくると、凍ってしまいかえって危険になりかねないそうだ。
こうした問題を解決するために、北海道庁は平成14年から「介護リフォーム講座」を開催。道内の建設業者に医療や介護を意識した建物づくりを啓発している。講師陣は建設関係者のほか、医療・介護事業者など。すでに多くの修了者を輩出しており、北海道の建設業者のスキル向上に貢献している。
一方で、平成15年には同講座の修了者ちが「在宅支援技術者連絡協議会」(略称:Z(i)G)を結成した。代表の山元規子さんは「私たちの目的は建築設計にADL(日常生活動作)とQOL(生活の質)向上を取り入れること。これからは『法律にあるから手すりやスロープを取り付ける』といった考え方ではダメなのです」と。そのため、北海道各地で「介護リフォーム講座」とタイアップしたセミナー活動や講師派遣を展開しているという。
また、Z(i)Gでは毎年「Z(i)G大賞」を選定し、道内の優れた福祉住環境整備の取り組みを表彰している。「実際にその建物を利用する人にとって快適かどうかが審査基準。だから、手すりを1本付け足しただけでも、効果的ならば大賞に選定する」と山元さん。今後の活動については「手すりやスロープがキチンと機能しているかどうかを調査する『バリアフリーチェック』を展開していきたい」と意欲的。不況つづきの建設業者の起爆剤となるだろうか。
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