世界遺産熊野古道の「神秘ツアー」が人気!!

 2月〜3月の間、和歌山の熊野古道では「神秘ウォーク」と名づけられたウォーキングイベントが開催される。「熊野古道にはまだまだ知られていない山道がある。そういう道には、手つかずの自然や神秘的な雰囲気が充満している。この未だ知られていない熊野古道の魅力をPRするため、神秘ウォークをはじめた」と話すのは、このイベントを主催する那智勝浦観光協会の泉富夫さん。
 コースは熊野那智大社の後方に広がる那智山原生林。広さ30ha(約9万坪)におよぶ聖域で、普段は立ち入りが禁止されているエリアだ。熊野那智大社の特別許可と那智山青岸渡寺の協力を得て認定したコースだという。
 ではその神秘ウォークのコースをご案内したい。まずは「熊野古道の面影をもっとも美しく残す」といわれる大門坂を出発し、467段の表参道を通って熊野那智大社へ。聖域に入る前に、ここでお祓いをしてもらう。さらに那智山青岸渡寺へお参りをして、いよいよ那智山原生林へ。山道に入ると最初は急な上り坂が続く。しばらくすると一転して今度は急な下り坂に。周辺は鬱蒼とした森に囲まれているが「すぐ先は谷底になっているので注意が必要です」と泉さん。
 さらにすすんでいくと最難関の沢渡りが。苔むした岩の上を歩きながら滑らないように慎重に渡っていく。「チョッとした雨でもすぐに渡れなくなってしまう。だから一番雨の少ないこの時期を選んでいる」そうだ。
 一心不乱に歩いていると、突然滝が現われる。神秘ウォークの見どころのひとつ「二の滝」だ。滝の周りには樹齢600年といわれる老木が横たわり、神秘的な雰囲気をかもし出している。「参加者がもっとも沸く瞬間」だという。さらに先には「馬頭の滝」といわれる三の滝が。ここで引き返して元の道をたどり、最後は「那智の滝」(一の滝)へ。高さ133m、幅13 m の日本一のスケールを誇る大滝だ。
 距離にして約4.6km、所要時間は5時間。「難関が多いので、参加者は健脚の方にかぎります」と泉さん。このコースなら、長い間、人々が歩き続けてきた熊野古道の神秘が実感できるかもしれない。

問合せ
那智勝浦町観光協会
TEL:0735-52-5311

2008/3/101 TOHO NEWS(東方通信社)




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