仏都・会津に平安のお堂が復元
平成17年から復元作業が進められていた慧日寺の「金堂(こんどう)」(福島県磐梯町)が完成した。慧日寺は南都法相宗の高僧徳一によって、平安の始め頃に開かれた寺院。東北地方では開基の明らかな寺院としては最古のもの。昭和45年に広大な寺跡が国の史跡に指定され、その後、発掘調査と並行して史跡の整備が進められてきた。
「これまでは寺跡の発掘調査が中心だったので、当時の姿を具体的にイメージするのは難しかった。金堂は本尊を安置した寺の中心となる建物。当時の姿を再現するには金堂がもっともふさわしかった」と話すのは磐梯山慧日寺資料館の白岩賢一郎さん。
金堂の復元に当たってはこれまでの発掘調査を元に「できるかぎり忠実に復元した」そうだ。復元された金堂は正面が15.9m、側面が9m、高さが7.8mの木造平屋。発掘調査で確認された金堂跡と同位置に建てられている。
こうしてほぼ忠実に復元された慧日寺のような平安初期の建物はほとんどないという。「完成した金堂を見れば、会津には奈良や京都にも負けない仏教文化があったことを感じることができる。多くの人に見てもらいたい」と白岩さんは期待する。磐梯町だけでなく、福島にとっても注目の観光資源となるにちがいない。
2008/3/14
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