発展著しい中国アニメ産業

 5月3日、杭州で「第3回中国国際アニメ祭」が開催された。会場はアニメのキャラクターの服装をマネたコスプレ姿の若者たちでにぎわっていた。その多くが日本のキャラクターを模倣したファッションで、日本のアニメが依然として人気が高いことがうかがえた。中国で放映されているアニメのほとんどは海外製で、その中でも日本製は8割を占めている。というわけで、中国政府はこのところアニメ産業の振興に力を入れはじめたという。
 まず北京放送(中国国際放送局)によれば、国産アニメの振興を目的に、政府(国家ラジオ映画テレビ総局)はゴールデンタイムに海外アニメの放送をなるべく放映しない方針を打ち出しているという。その他にも447の大学にアニメ専攻を設け、230の大学で関連の学院を開設するなど「アニメ教育」にも熱心に取り組んでいる、とのこと。
 日本のアニメスタジオは、10年程前から「動画」や「仕上げ」作業の多くを中国や韓国に下請けに出してきた。人件費が日本の10分の1ということもあり、外注先のスタジオが急増し、今では週間に100本以上の作品がこうした海外のプロダクションで制作されている。おかげで、日本ではアニメ産業に従事する人材が減り、逆に中国では急増しているという。「5〜10年で中国アニメ産業の創作・開発と制作能力で、世界のアニメ大国・強国の仲間入りを果たす」(中国通信)という中国政府の目標は早い時期に達成されるかもしれない。





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