だまされ続ける日本人
著者:竹下信之
定価:800円+税
「戦争は宣戦布告によって開始するのが世界のルールだ」
「第二次大戦以降の世界の戦争は宣戦布告を行っているはずだ」
「大日本帝国はアジア、世界の征服を目指して侵略を開始した」
「米国は戦争を終わらせるため、やむなく原子爆弾を投下した」
「東京、大阪、神戸などへの空爆も、米国にとっては苦渋の選択だった」
「『東京裁判』によって日本は再び平和を取り戻した」
「占領軍GHQは日本の将来のために『平和憲法』を提案してくれた」
「占領軍GHQは『教育勅語』を廃止し、新教育体系をつくってくれた」
「戦後は米国政府の指導で『平和で自由な日本くり』が着々と進んだ」
「自衛隊は平和憲法に矛盾しない範囲で設立された組織だ」
著者はもともとこういった認識を持ちながら、当たり前のように生活を送ってきた団塊世代。しかし、これらの事柄が〝幻〟にすぎなかったことを知り、ショックを受けながらも情報収集を開始。そして、その成果を本書に記し、われわれ日本人の誤った認識を指摘しながら、戦後、日本の教育体制がいかに歪められてきたかを示唆する。そして、アメリカ政府の戦略や年次要望書がいかに日本経済を弱体化してきたかを説明しつつ、「日本再生」への提言を述べる。まさに、だまされ続けた著者の熱い想いが込められた書だ。
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