日中友好の声日本語中国語弁論大会
実行委員会が王毅中国大使を表敬訪問
王毅大使に表敬訪問した弁論大会関係者一同


 5月17日、「日中友好の声日本語中国語弁論大会」実行委員会は、王毅中国特命全権大使を表敬訪問し、祝辞をいただいたお礼と大会が成功裏に終了したことを報告した。表敬訪問したのは、第16回大会(北京・天津大会、06年12月16日)、第2回全国大会(28大学が全国から出場、12月17日開催)に参加した審査員、協賛企業、後援団体の責任者・担当者。主催事務局である東方通信社・編集長古川猛が代表して王毅大使に報告をした。
 98年に天津で始まった本大会は、以降18年間にわたって開催し中国で最も長い歴史を誇る日本語弁論大会に成長したこと、そして第16回大会は王毅大使の母校である北京第二外国語学院で開催し、また同大の学生・朴阿英さんが全国大会で優勝したことも伝えた。
 王毅大使は「日中の政治関係は好転しており、次に大切なのは両国の国民感情の改善と考えています。そのためには相互理解が必要であり、言葉の勉強はもっとも重要なことです。この弁論大会がどれだけ日中の友好活動に寄与してきたかはかりしれません。大変すばらしいことで、私からも感謝いたします」と語り、これまで本大会をサポートしてきた関係者にその旨を伝えてほしいとも語っていた。
 ついで、今年は日中国交正常化35周年ということで「本大会も『日中文化・スポーツ交流年』のイベントのひとつとして申し込んでいる」旨を伝えたところ、王毅大使から「ぜひがんばってほしい。最大限に応援します」との回答があった。
 その後、同席した協賛企業や後援団体、審査員と王毅大使との間で、「文化交流」をテーマに意見交換がなされた。アサツー・ディ・ケイ(ADK)は、執行役員の岡安治氏が今年9月に北京、杭州、上海、広州で開催される歌舞伎公演に特別協力することを伝えた。著名な歌舞伎役者である坂田藤十郎氏が公演するとあって大使も大きな期待を寄せていた。三井物産副社長の副島利宏氏は、05年に中国日本商会の会長を務めていたときに、会員企業から寄付金を集めて中国の大学生を日本に招聘する事業を提案し、ようやく今年から第一陣の20名が訪日することを伝えた。NECの中国事業推進部部長代理の長岡正道氏は弁論大会が縁で知り合った中国の大学生たちに日本の書籍を寄付していることを伝えた。国際交流基金・日中交流センター所長代行の橋本カツ子氏は、4月に成都(四川省)に日本の書籍、雑誌、音楽などが多数展示している「ふれあいの場(日中交流の窓)」を開設したことを報告。連日列をなすほど話題のスポットになっているとも。
 そして、NHKエグゼクティブアナウンサーの梅津正樹氏は「今後も正しい日本語の教育を重視していきたい」と。読売新聞社論説委員で元中国総局長の大江志伸氏は「北京オリンピックに向けて、さまざまな角度から中国を報道していきたい」と。(社)行革国民会議理事兼事務局長の並河信乃氏は「中国人弁士たちが話す日本語はますます上手に、そして垢抜けてきている」と。全日本空輸(ANA)営業推進本部主席部員の朱金諾氏は「弁論大会へ協力することで、日中の青少年交流のお役に立てて嬉しい」と。トヨタ自動車グローバル渉外広報企画部長の山本修己氏は「今後も中国市場を重視していきたい」と。NTTドコモ国際サービス部課長の田原雅彦氏は「今後も日中友好のために尽力していきたい」などと発言、それぞれ王毅大使と意見をかわした。
 最後に王毅大使は「フランスとドイツは、青少年交流によって最終的な和解を達成しました。1963年に条約を結んでから今日まで700万人の青少年が交流したといいます。さらに現在では、年間20万人以上が交流しているそうです。日中間でも青少年の交流事業がスタートし、今年は1000人が来日します。この数は今後まだまだ伸びていくでしょう。ただ政府だけでは限界があるので、皆さんのような草の根の活動に頼ることになります。ぜひ今後もがんばっていただきたい」と話した。一同は、王毅大使の言葉を胸に今年も弁論大会の成功を誓った。





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