日本の木造住宅が中国市場に参入

 中国各地で開発、都市化が進み、住宅に対する需要が年々高まっている。日本企業は、森ビルや丸紅などによる高層マンションの開発では実績があるが、住宅市場においてはまだシェアは少ない。が、秋田県本庄市の住宅メーカー伊藤健友(伊藤佐喜男社長)は、中国での木造住宅の普及に力を入れている。
 伊藤佐喜男社長は「中国の住宅はコンクリートやレンガ製が主流で、木造住宅はほとんどない。しかし木造住宅には、寒暖の差に対応できたり、人体にやさしいといった特徴がある。この良さを知ってもらえばきっと中国でも需要は拡大する」と確信し、中国市場へ進出することに。05年7月には、浙江省に和風のモデルハウス(合弁会社「徳清伊藤建設有限公司」が運営)をオープンし、本格的なPRをはじめた。
 同社では「ハイテク接合金具」という独自工法によって住宅を建築しており、この工法のおかげで、熟練工でなくても組み立てが容易になった。木造住宅が一般的でない中国でも建築できるのはこのためである。最近は、大都市を中心に木造住宅への関心が高まっており「ようやく受注が増えはじめてきている」とのこと。
 現在、日本留学を終えた中国人たちが母国にUターンし、お歳暮や靴を脱ぐといった日本の習慣が浸透しはじめているという。そうした帰国組を中心に木造住宅も人気が出るかもしれない。





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