5月から、バドミントンの北京オリンピック出場権をかけた戦いがはじまった。北京オリンピックに出場できるのは、男女各86人の合計172人。これらは国際大会の成績で決まる世界ランキング上位から割り当てられる仕組み。バドミントンの国際大会は、トマス杯(男子国別対抗団体戦)、ユーバー杯(女子国別対抗団体戦)、世界バドミントン選手権大会、スディルマンカップ(男女混合国別対抗団体戦)などがある。
かつて日本のバドミントンは、オリンピックではまだ公開競技だった72年ミュンヘン大会で女子シングルスの中山紀子が金、88年ソウル大会で女子シングルスの北田スミ子、男子ダブルスの松野修二、松浦進二組が銅メダルを獲得した。が、正式競技になった92年バルセロナ大会以降は、メダル獲得ができないでいる。現在の目標は、まず北京オリンピックへの出場。そしてメダルの獲得が悲願となっている。
日本とは対照的に中国のバトミントンは、男女ともに世界最強の実力をもっている。アテネオリンピックでは張寧が金、周蜜が銅メダルを獲得、女子ダブルスでも金、銀メダルを獲得した。また06年のユーバー杯では2連覇、トマス杯では5連覇を達成。今年もその勢いは止まらない。スコットランドのグラスゴーで開催されていたスディルマンカップが6月17日に終了し、中国チームはグループ1(1位〜8位)で2大会連続の優勝を飾った。ちなみに日本チームも善戦。グループ2(9位〜16位)で優勝し、次大会からグループ1に昇格することになった。
とにかく中国の強さは圧倒的で、北京オリンピックでの活躍はほぼ間違いないと思われる。バドミントンはラケットとシャトルさえあれば気軽に遊べるスポーツで、中国では高級感のあるテニスよりも普及している。ちなみにシャトルの90%は中国で生産されているという。さまざまな意味で中国は「バドミントン王国」といえそうだ。
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