中国軍事を知るための書籍&雑誌

『兵器知識』の表紙

 7月6日、新任の小池百合子防衛相は07年版防衛白書を報告。その場で中国の軍事力増強について述べ、懸念を示した。中国は1月に人工衛星破壊実験を行ったり、航空戦力の増強をはかったりと近隣諸国の緊張を招いている。
 ただ中国の軍事系メディアである『兵器知識』編集長の瞿雁冰氏によれば「世界は中国の軍事大国化を懸念していますが、国土の大きさや人口の多さを考えるとそれほど強大ではないという見方もできます」と弊社編集長の古川猛とのインタビューで話している。そこでオススメの書籍、雑誌を紹介したい。
 まず、ひとつが『中国軍事用語事典』(蒼蒼社、茅原郁生編、4935円)。メディアや専門文献で頻出する中国の軍事用語やキーワード約900語を厳選して、一般の読者にも判りやすく解説している。大学の研究者から現職の自衛官まで、専門家13名が、執筆しているのも大きな特徴だ。中国軍事の入門書として最適といえる。
 また、前出の『兵器知識』(兵器知識雑誌社)のような中国で発行されている軍事系の雑誌も役に立つ。『兵器知識』はA4判のオールカラーで、中国だけでなく、日本や欧米の最新兵器(ミサイル、銃、空母、戦車、戦闘機など)まで豊富な写真とともに紹介している。同社ではほかにも、海上兵器を中心にした『船舶知識』や戦車を中心とした『タンク知識』といった雑誌を発行している。他社も『当代海軍』(当代海軍雑誌社)、『兵器展台』(北岳文芸出版社)などを発行している。中国人の自国の軍事への関心の高さがうかがえる。
 最後に『中国最新用語辞典』(日本国際貿易促進協会、3150円)を紹介しておきたい。「愛国者導弾」(パトリオットミサイル)や「定向能武器」(ビーム兵器)といった専門用語も収録されており、新聞を翻訳するときなどに便利。




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