現代中国の結婚事情
 今月、南京市(江蘇省)が「中国社会恋愛・結婚調査報告」を発表。それによると「結婚相手に望むもの」という問いに対し、70%が「経済的余裕」と回答したという。さらに60%近くが結婚相手に家を持っていることを望み、30%が知識人、政府幹部などの家族を希望していることがわかった。対して、農民や漁民を希望する人は皆無だった。以上の結果からみても、中国で結婚するには、経済的な余裕が重要であることがわかる。
 こうした厳しい条件に加えて「性格はやさしく、趣味が合うほうがいい」とも。こうなると、条件にあったパートナーを見つけるのはかなり厳しくなる。事実、非婚率は年々上昇中。とくに非婚男性の数が激増しており、中国計画出産協会の発表によれば、結婚適齢期の男性は女性より1800万人も多くなっているという。このままの状態が続けば、2020年には20〜45歳の男性は同年齢の女性より3000万人多くなるといわれている
 このため結婚に関するビジネスが続出。また、子どもをどうしても結婚させたい親たちがこうした状況に加わり、一種のフィーバー状態になっている。結婚ビジネスのひとつが、見合いサイト。結婚相手や恋人を探すサイトが激増しており、その数は数千にものぼるという。政府や全国婦女連盟などもこの動きに協力しているため、しばらくこのブームはつづきそうだ。見合いサイトの大手である百合網は、サイト設立からわずか2年で800万人の会員が集まったという。
 変わったところでは、広州市(広東省)のある「億万長者」が05年に、中国国内の新聞に「結婚相手募集」と広告を出したという。この男性は当時すでに50代で、広告に10万元(約132万円)余りを費やして理想の結婚相手を探した。この広告を見て、100人以上の女性から連絡があったという。
 また、日本の農村のように結婚に悩む地域も多くなってきており、中国人女性を紹介する企業も中国では急増してきた。ただ、いくつかのトラブルも報じられており、注意が必要だ。いずれにしても結婚が中国では、社会問題になりつつあることは間違いなさそうだ。




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