中国であらゆる商品が物価上昇中
 先般、中国でダンボール入り肉まんの報道が世界中にショックを与えた。後にガセネタと報道されたが、中国食品へのイメージは未だ回復していない。では、なぜ豚肉の代わりにダンボールというウワサが生じたのだろいうか。それは、豚肉の物価高騰が一因にあるとされている。
 現在、中国では個人消費の3分の1を食料品が占める。この食料品の価格が今年に入って15%も上昇した。とくに豚肉は、昨年に比べ倍近くも上昇しているという。その理由のひとつは、飼料価格の上昇があげられる。豚肉の飼料となるトウモロコシは現在バイオエタノールの原料として注目され、世界的に高騰している。これが引き金になって豚肉の生産コストも上がったというのだ。
 さらに事態はあらゆるところに波及している。上海豆製品行業協会によれば、8月1日から上海で大豆製品が全面的に値上がりし、最も高いものでは20%程度も値上げしたという。同時に大豆油や洗剤なども値上がりしているという。
 また、ケンタッキーやスターバックスなどの外資系ファーストフードが値上げしたことにつづき、中国系ファーストフードも一斉に値上げした。そして、ついにはインスタントラーメンなどまで高騰することに。
 中国国家発展改革委員会は「悪いことに各地で洪水が頻発しており、これがさらに食糧生産に悪影響を及ぼすため、素早い解決は難しい」と見ている。しかし、80年代、90年代初頭に起こった通貨膨張のときに庶民の間で起こったパニック状態に比べれば、今回はそれなりに冷静さがある。庶民もさまざまな情報をシッカリ見ているようだ。




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