「日中文化・スポーツ交流年」公式大会として
日中友好の声日本語弁論大会が天津で開催!!


公式サイトの紹介ページ
審査員、弁士一同記念撮影
絵を使って、わかりやすくスピーチする弁士

 11月24日「第17回日中友好の声日本語中国語弁論大会」(天津・北京大会)が、11月25日「第3回日中友好の声全中国日本語弁論グランドチャンピオン大会」(全国大会)が天津外国語学院(中国・天津市)で開催された。主催は日中友好の声日本語中国語実行委員会(天津外国語学院、華夏未来少年児童文化芸術基金会、中国国際放送局・北京放送、中日青年交流中心、主催事務局は東方通信社)。
 天津・北京大会にはアマ組(大学2年以下)、プロ組(大学3年以上)あわせて20名が参加。全国大会には、地域大会のチャンピオンと天津・北京大会のアマ組、プロ組優勝者を加えた26名が参加。四川省から参加した弁士は、汽車で40時間以上もかけて会場にたどり着いたという。
 今回の弁論テーマは「北京オリンピック」。現在、中国は北京オリンピックの開催を控え、外貨準備高はついに米国を抜いて世界のNo1に。巨大な経済成長を遂げている。その一方で問題点も噴出している。環境問題、食品の安全問題、「世界一のコピー大国」と非難される著作権問題、そして公共道徳や交通マナーの問題などだ。そうした問題点を指摘しつつ弁士たちは「このままではいけない。北京オリンピックを国際的に誇れる大会にしなくては」という強い決意をスピーチ。上海外国語大学の劉麗さんは「私はオリンピックのボランティアに応募しています。得意な日本語を生かして日本人観光客へのガイドをつとめたい。また、ゴミのポイ捨てなどに注意して、『中国人のマナーが向上した』といわれたい」と話していた。
 また、中国海洋大学(山東省青島市)の張コ本さんは「日本と中国は、まだ近くて遠い国。だからこそオリンピック期間中に、日本人を招待して伝統的家屋建築の『四合院』に滞在してもらったり、リニアモーターカーに乗ってもらったりして、中国への理解を深めてもらったらどうだろうか」と話した。
 実力伯仲、「即席弁論」も実施した。24日は、最近打ち上げに成功して話題になった「中国の月探査衛生『嫦娥1号』と日本の『かぐや』について」。25日は「笑い≠フ効用について」。弁士たちは、いきなり出された話題にとまどいながらも、すぐに話を組み立て、見事にスピーチした。
 また、名古屋外国語大学の砂田龍馬さん(天津外国語学院に留学中)も特別参加し、中国語でスピーチした。中国語のアドリブがウケて会場は笑いに包まれた。
 接戦を制して天津・北京大会を優勝したのは、アマ組は天津外国語学院附属中学の劉宇新さん、プロ組は北京外国語大学の劉馳さん、全国大会は北京外国語大学の葉卿雲さん。この3名が日本研修旅行へ招待されることに。その旨を記した目録が贈呈された。(月刊「コロンブス」2007年12月号より)

天津日本人学校に通う小学生による和太鼓演奏
日本の政治・経済について講演する並河信乃氏
孫悟空を演じた石山雄太氏
手塚プロダクション松谷孝征氏の講演に会場は沸いた
 
 今大会は、日中国交正常化35周年を記念し、「2007年日中文化・スポーツ交流年」の公式大会として開催した。多くの弁士が、北京オリンピックを日中の友好促進につなげたいと話し、問題意識の高い大会になった。
 大会の開催にあたり、崔天凱・中華人民共和国駐日本国特命全権大使および宮本雄二・日本国駐中華人民共和国・特命全権大使より祝辞が届いた。
 また来賓として教育部国際合作与交流司の劉宝利副司長、アジア・アフリカ部の孫暁英氏、華夏未来少年児童文化芸術基金会(天津市)から方放主席が来場し、大会の成功を祝った。
 さらに、日中交流を盛り上げるアトラクションがスピーチの合間に盛り込まれた。そのひとつが、天津日本人学校の小学生たちによる和太鼓演奏。ハッピを着た小さな子どもたちが太鼓を元気良く叩いた。次いで、小学生の頃に見た京劇に衝撃を受けて中国へ留学し、日本人ではじめて京劇俳優になった石山雄太氏が演舞を披露。如意棒を持った孫悟空の演技に会場は沸いた。
 最後は手塚プロダクションの松谷孝征社長(弊誌07年10月号に登場)の講演。手塚治虫作品は中国でも人気があり、会場で『鉄腕アトム』(中国語名は『鉄臂阿童木』)のアニメーションを上映したときには歓声がわき上がった。さらに松谷氏は『鉄腕アトム』のテーマソング(谷川俊太郎・作詞、高井達雄・作曲)を熱唱し、会場は大きな拍手に包まれた。
 両日ともに会場は満員で、またNHKや中国国際放送局・北京放送をはじめ、日中両国のマスコミが多数取材に訪れた。とくにNHKは翌26日のニュースで本大会の模様を報道し、その他多くのメディアも報道。例年以上に、注目を集めたことを実感した。
 来賓の方放主席は挨拶の中で「この大会は今年で19年目の17回目を迎えました。これだけの長さを誇る弁論大会は本大会だけです。日中友好にはたしてきた役割ははかりしれません。日中両国民が心と心のコミュニケーションによって、より強い絆で結ばれるよう、今後も継続していってほしい」と話した。多くの声に支えられ、2007年弁論大会は閉幕したが、今大会を縁に集まった企業、大学、団体と力を合わせ、今後も日中の友好活動を盛り上げていく。


取材メディア
NHK
・産経新聞
中国国際放送局(北京放送)
天津北方網など多数のメディアに掲載されました


大会概要・報告書コチラ




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協賛企業名を記した垂れ幕が会場入口に
会場は両日とも満員に
左から来賓の教育部・劉宝利氏、天津外国語学院の修剛学長、並河信乃氏、南開大学の王健宜氏
来賓の華夏未来少年児童文化芸術基金会・方放主席
首都圏大会で優勝した劉馳さん
劉馳さんのスピーチ原稿はコチラ