こうした先端研究が進む一方で、昆虫型ロボットのおもちゃが続々と誕生している。たとえば(株)バンダイはこの9月中旬に「HEX BUG」(ヘクスバグ)という虫型おもちゃを発売。また、バンダイの子会社である(株)シー・シー・ピーは「メカトンボ」を発売中だ。
ヘクスバグは6本足で歩く虫型ロボット。見るからに昆虫の姿をしているだけでなく、触覚センサとマイクセンサを搭載しており、障害物や音に敏感に反応するようになっているという。現に、ヘクスバグを動かしてみると、壁の前ではキチンと止まり、つぎの瞬間には違う方向に動き出す。開発元であるInnovation First社によると、その動きはゴキブリを模倣したものだそうだ。色は全5種類で、価格は1995円(税込)。そのユニークな外見のおかげか、すでに若い世代を中心に爆発的な支持を得ているようだ。
一方、メカトンボは本物のトンボと同じように4枚の羽根を羽ばたかせて飛ぶ風変わりなラジコン。トンボのメカニズムを巧みに取り入れた逸品だ。事実、この4枚の羽根のおかげで、これまでのヘリコプター型のラジコンとは、一味違った楽しみがある。その生き生きとした飛びっぷりに、ビックリすること間違いナシだ。価格は8379円(税込)。もちろん、こういったおもちゃはまだまだ実用的とはいかないが、どうやらバイオメカトロニクスの世界はすぐそこまできているようだ。
秋の行楽シーズン、ブラリとふるさとに立ち寄り、“おもしろ生物”たちをジックリと観察してみてはどうだろう。そこには、人類の未来を明るく照らす先端技術がタップリつまっているはずだ。
※シリーズ「生物ロボット最前線」は本稿で終了です。
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